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ゾンビによるハロウィン

 ・・・ややこしいタイトルだ

ロブ・ゾンビの映画を観る時はかなりの覚悟がいる

何しろ100%どころか最低120%の直球勝負で描く「超不快」な映画を作る男だからだ

そして何より必要なのが気力と体力

それも充分でなければいけない

ただ「超不快」といってもただ単にそれだけを狙っているわけでなく、結果的にそうなるという意味

むしろその映画の完成度は全3作とも「相当に高い完成度」の映画である

ホラーとかスラッシャーとかジャンル分けした時代ならどこへ入れてもおかしくないほど濃密な内容と、マニアも初心者も唸らせる出来とセンス

おそらく相当な映画マニア(それもゴシックホラーからスプラッタまで新旧問わズ)である当人の「趣味」「嗜好」から創り上げた世界ながらすでに本業(お休み中?)であるミュージシャンの「片手間」どころかいまや本職顔負けともいえる映画作家なのだ

『マーダー・ライド・ショー』や『デビルズ・リジェクト』では名作『悪魔のいけにえ』をベースにしたてんこ盛りの悪夢的世界をこれでもかと描いたゾンビ監督が今度は真正面からリメイクに挑戦した・・・と噂されたこの『ハロウィン』

果たしてどうなのか・・と不安と期待が入り混じった気持ちで観た

そうなのだ

ゾンビ監督の映画を観る時は相当な「期待」がある、と同時に同じくらいの「不安」が常に襲ってくる

それはやはり・・・・半端じゃないから



ところが今回はうっかり「風邪気味」の体調にも関わらず観てしまった・・・


結果は最悪

そう

サイアクの気分になったのである










サイアク

といってもこれは或る意味、褒め言葉である

何しろこの「ハロウィン」

リメイクでありながらすでにリメイクを超えている

勿論、勝手口(?)から逃げる場面や二階から落ちる描写などはオリジナルを知る人なら頷ける場面もちゃんと用意してあるが、マイケルの家庭環境からしてすでにまったく違う設定にしてある

そうそこがまず大きな違い

その上で、ジョン・カーペンターの伝説的オリジナル版では描かれなかった幼少期の様子をとにかくじっくり描いている

それによってモンスター「マイケル・マイヤーズ」がいかにして誕生したかが明確になり、後の所業(?)への伏線に・・・・

なってるようでなっていないのである

相変わらずエロいお尻のゾンビ妻シェリ・ムーン扮するマイケル母(ストリッパー:サービスカットあり)
のマイケルへの愛情が画面から溢れるほど、なのにイケズなマイケルはそれと関係なく突発的に悪魔へと変貌し殺戮を繰り返し自分の世界にこもってしまう

母の愛さえもモンスターにはまったく影響ない、という悲しき現実

・・・とはいえ伏線といえば伏線

がこの伏線が同時に邪魔になったような気もする

かえってオリジナルのような「何故こんな子が?」という疑問さえ受け付けない不気味さが薄らいだというか(その反面、もっと怖いリアルモンスターとなったという意味では迫力は増したのであるが・・・)

そう

今回はとにかくリアル

リアルすぎて登場人物のほとんどが生々しくなり、ゆえに惨殺シーンのしつこさによって「不快指数アップ」

よってカタルシスの欠片も感じない終末を迎える、という具合

これもきっとゾンビ監督の狙いなんだろうけど

だからもうちょっと前のホラー映画のような「ポテトチップを頬張りながら観る」というお手軽な感じでは観られないのである

なので「体力」と「気力」が充実していない時には観るべきではない


そうはいってもすでにベテランの余裕すら感じさせるその「ブレの無さ」や映像センス

今度はどんな映画を見せてくれるのか楽しみ・・・

いや

或る意味、苦しみ

でもある





マゾじゃないんだけどね








 

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